ガス衣類乾燥機「幹太くん」を徹底解析!
ガス衣類乾燥機 幹太くんについて
最近では主流になってきたガス衣類乾燥機の「幹太くん」
名前も親しみがあるのか知名度も高く、後から設置のご相談をいただくことも増えました。
しかし、幹太くんの設置費用って意外と知られていないことも多く、電気の乾燥機と変わらないくらいかなと思われているかたも多いのではないでしょうか?
そこでガス衣類乾燥機「幹太くん」の設置について徹底解析をしていきたいと思います!
ガス衣類乾燥機と電気乾燥機の違い
まずはガスと電気の違いからご紹介!
ガス衣類乾燥機と電気乾燥機の一番の違いはガスの場合は「排湿筒」の設置が必要ということ
お家にあとから幹太くんを設置する場合、この「排湿筒」を取付しなければいけません。
丸で囲んだ部分が排湿筒といわれるものです。
こちらは外壁面に穴を開けて外へと排気と湿度を逃がします
脱衣場などに設置するケースが多いのですが外壁面に穴を開ける必要があるため、設置のみというわけにはいかず工事費がかかってきてしまいます
幹太くんの熱源はガス!
ガスだからこそふわっと仕上がり、電気よりも早く乾くので嫌なにおいの原因もなく、しっかりと殺菌してくれるのが特徴ですが、ガスが必要なためガス工事をしなければなりません
ガスの主はガスメーター!
メーターから新しくもってくるか、もしくはガス機器をご使用の場合は一番近くにきているガス管から分岐をして、設置場所までガスを引っ張ってきます。
幹太くんを設置する壁が外壁面で同じ外壁面にガス管がきているという好条件でしたら、問題なくガス工事が出来るのですが…
●問題はメーターから引っ張ってくるにも玄関を通らないといけない
●床下もない
など条件が悪かった場合、ガス工事のメーターも長くなるためコストもかかります
特にマンションの場合は躯体に穴を開けることはできないため、屋内に設置することが出来ないケースがほとんどです…
ベランダ設置であれば可能です!
このガス工事がクリアするとガスコンセントが幹太くんの近くにつきますので準備はOK!かと思いきや
幹太くんはコンセントも必要になります
タイマーや液晶などは電気で動いているため、電気のコンセントも必要です。
こちらは洗濯機の近くに設置するケースが多いため、コンセントが元からあるケースが多いのですが
場所にこだわったり、設置できる場所が限られた場合は電気工事も必要になります
幹太くんの設置方法
ここまで準備が出来たらいよいよ幹太くんを設置していきます。
幹太くんにはこちらの写真のような専用架台が必要になります。
このように造作をしての設置も可能ですが、造作費用がかかってしまうため、上記のような専用架台を使用するケースが多いです。
また専用架台は高さを調節することが出来るので、洗濯機のサイズが変わったりした際にも対応することが出来ます。
専用架台を使用する場合、このような洗濯機に防水パンがついている場合には、架台が設置できない場合もあるので洗濯トラップのやり直しも必要になってきます。
幹太くんの新設工事費用
今ご紹介したように幹太くんを新しく取付をする場合には思っている以上に費用がかかってきてしまいます。
一般的に幹太くんの工事費用が知られていないのは、ガス工事にしても外壁の穴あけにしてもお客様のお家の状況によって費用が大きく変動するため、標準工事が定まらないからです
すんなり工事が出来たとしても、項目としては
●外壁穴あけ工事
●ガス配管工事
●ガスコック取付工事
●排湿筒工事
●架台組立工事
●本体設置工事
こちらの項目は必要となります
もちろん、それだけの工事費用が発生しても幹太くんを設置するメリットはたくさんあるため、ご依頼もたくさんいただいております
幹太くんを一度設置してしまえば交換は上記の工事ほどはかからないため、これから使用を検討している方は一度思い切って幹太くんを取り入れることで今後のライフスタイルががらっと変わります
新築時から幹太くんをご利用いただいている方はほとんどの方が壊れた場合、交換をご依頼されます。
それほどまでに幹太くんにはみなさまを虜にする魅力がいっぱいです😳
ですので!
こちらの記事ではお客様自身がガス乾燥機の設置の予算を検討する際の参考にしていただければ
オプションと注意点
幹太くんの設置の場合、排湿筒のお話がありましたが先ほどご案内したように幹太くんの設置には費用がかかってきます。
ご予算より高くなってしまうケースも多いため、排湿筒は通常リンナイからでている排湿筒セットをご提案することが多いです。
こちらが簡易排湿筒セットです。
幹太くんの設置の場合、2m以内のダクト工事の場合はこのような蛇腹になっている部材を使用します。
このようなパイプフードという部材を外壁面に設置し、中を蛇腹のダクトでつなぎます。
またダンパー付きというパイプフードを選ぶことで外からの虫や雨などの侵入を防ぎます。
※ダンパー付きでないパイプフードもあるため、そちらのほうがコストが安いためダンパーがついているかは確認いただいたほうが良いかと思います!
こちらはパイプフードを先に外壁面につけてステンレス管を差し込んでおき、後から幹太くんを設置する場合に使用しますが、新築時に用いるため、お家が建っている状態での幹太くんの新設の場合には使用しないケースが多いです。
外壁面と内壁面の間に用いるため気になるという方は事前にお伝えすることをおすすめします。
またこのようなパイプカバーもオプションでつけることが出来ます。
しかし基本がまっすぐ上に穴が開けれた場合などに限るため、お家が建ってしまっている場合には難しいことが多いです。
このようなKPパイプという排湿管を用いることも出来ますが、コストがかかるためこちらも基本は用いることが少ないためご希望の場合は事前にお伝えしておいたほうが良いかと思います。
しかし、お家が建っている状態で幹太くんの設置をする場合、間柱や筋違いがどこにいるのかなど、お家の構造が完璧にわかっているわけではないため穴を後から開けるというにはリスクが伴います。
新築時には事前に確認が可能なためベストな位置に穴を開けることが出来ますが、改築の場合はそうではないため穴の位置にも制限がかかります。
こちらのお家の場合はこの位置に開けるしかなかったため、なるべく横ばいに接続させていただきました。
こういったケースもあるため、事前打ち合わせはもちろんのこと、どのような部材を使用するかなど細やかな打ち合わせが必要です。
ぜひ幹太くんの設置をご検討中の方はお気軽にやまみ住設にご相談ください
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