おうちのSOS日記~1階天井から水漏れ!?~
今回のおうちのSOSは、ちょっと不思議な水漏れのお話を紹介します![]()
「1階の天井から、ポタポタと水が落ちてくるんです……」
天井から水が落ちてくると、まず思い浮かぶのは雨漏りです![]()
でも今回のお家では、なかなか原因が分からず、長い間悩まされていたと聞きました![]()
屋根からの雨漏りなのか。
どこかの配管から水が漏れているのか。
それとも、ほかに原因があるのか……。
水漏れは、水が落ちてくる場所と、実際に水が漏れている場所が同じとは限りません![]()
今回は、そんな原因の分かりにくい水漏れから始まった、浴室リフォームのお話をご紹介いたします![]()
ずっと続いていた、天井からのポタポタ……
今回ご相談いただいたお家では、以前から1階の天井に水漏れの症状があり、まるで雨漏りのように、天井からポタポタ……。
でも、調べてもなかなか原因がはっきりしませんでした![]()
こうした水漏れが厄介なのは、目に見えている場所が必ずしも原因ではないということです![]()
例えば、2階で漏れた水が床下を通り、梁や配管などを伝って、離れた場所から落ちてくることもあり、1階の天井が濡れているからといって、真上の部分だけを確認すれば原因が分かるとは限らないんです![]()
水漏れの原因を探すには、お家の構造や設備の配置も含めて確認する必要があります![]()
もしかして、原因は2階のお風呂?!
今回のお家には、2階にお風呂があり、現在多くのお家で使われているユニットバスではなく、昔ながらの在来工法の浴室です![]()
そこで、2階の浴室も含めて詳しく調べていくことにしました![]()
すると、どうやら浴室まわりから水が漏れている可能性が高いことが分かってきましたが、水漏れの原因は必ずしもひとつとは限りません![]()
給水管や給湯管、排水管の接続部分、浴槽まわりの防水など、確認したい場所はいくつもあるため、今回もそうした可能性を考えながら調査を進めました![]()
そもそも「在来工法のお風呂」って?
在来工法の浴室とは、現場で壁や床、防水層などを施工してつくるお風呂のことです![]()
昔のお家では、タイル張りの浴室などでよく見られ、在来浴室の魅力は、お家の形状に合わせて比較的自由に設計できることです![]()
ただし、長年使用していると、タイルの目地や浴槽まわり、防水層などが傷んでくる場合があります![]()
浴室は毎日たくさんの水を使う場所で、床や壁が濡れるだけでなく、浴槽にも大量のお湯をためます![]()
そのため、表面だけでなく、その下にある防水の仕組みがとても重要です![]()
今回疑われたのは「浴槽まわりの防水」
調査を進める中で、今回特に疑われたのが、在来浴室の浴槽まわりにある防水パン・防水部分でした![]()
防水パンとは、水が建物内部へ漏れないように受け止めるための部材や構造のことです![]()
在来浴室では施工方法によって防水のつくりが異なりますが、今回のお家では、浴槽まわりの防水部分から水が漏れている可能性が考えられました![]()
もし防水部分が劣化していたら、どうなるのでしょうか?
浴室で使った水が本来流れるべき場所から外れ、床下や建物内部へ入り込んでしまう可能性があり、その水が下の階へ伝わっていくと、1階の天井からポタポタと水が落ちてくることもあるんです![]()
つまり、1階で起きていた水漏れの原因が、2階の浴室に隠れている可能性があったようです![]()
見えている配管にはシリコンで対策。でも……
今回のお家では、1階の天井側から確認できる配管まわりに、シリコンを使った補修も行われており、水が漏れていそうな隙間をふさぐことで、改善を試みていたんです![]()
ところが、水漏れの症状は改善しませんでした![]()
ここが今回の大切なポイントで、シリコンによる補修は、施工する場所や原因によっては有効な場合があります![]()
でも、本当の水漏れの原因が別の場所にあるなら、見えている隙間をふさいでも根本的な解決にはなりません![]()
特に、浴室の防水部分そのものに問題がある場合、1階から見えている配管まわりを補修するだけでは、浴室から水が入り込む状態を改善できないことがあり、水の出口だけをふさいでしまうと、別の場所に水が回ってしまう可能性もあります![]()
だからこそ、水漏れでは、「どこから水が出ているか」だけでなく、「どこから水が入り込んでいるか」を考えることが大切なんです![]()
水漏れをそのままにしておくとどうなる?
天井から少しずつ水が落ちてくる状態の場合、「量も少ないし、しばらく様子を見ようかな……」と思ってしまうかもしれませんね![]()
でも、建物内部で水漏れが続いている場合、見えていないところで影響が広がっていることもあるんです![]()
例えば、
・天井材のシミや変色
・石こうボードなどの傷み
・カビの発生
・木材の腐朽
・電気配線や照明器具への影響
・断熱材が濡れてしまう
などがあります![]()
もちろん、水漏れがあれば必ずこうした被害が起こるわけではありませんが、長い期間水が入り続けることは、お家にとって良い状態ではありません![]()
天井から水が落ちている場合は、早めに原因を調べることが大切なので、照明器具や電気設備の近くが濡れている場合は、感電などの危険もあるため、無理に触らず専門業者へ相談してくださいね![]()
原因の可能性が高まったところで、リフォームを決断!
今回のお家では、調査を重ねた結果、2階の在来浴室が水漏れの原因である可能性が高まってきました![]()
そこで、お客様とご相談し、「この機会に、お風呂をリフォームしよう!」ということになりました![]()
長年使ってきた在来浴室ですが、部分的な補修を繰り返す方法も考えられますが、防水部分の状態や今後の使用年数を考えると、浴室全体を見直すことも選択肢のひとつとなります![]()
今回は、在来浴室からユニットバスへのリフォームを行うことになりました![]()
ユニットバスにすると、何が違うの?
在来浴室とユニットバスの大きな違いは、浴室のつくりとなります![]()
在来浴室は、現場で床や壁、防水などを施工してつくりますが、ユニットバスは、工場で製造された床・壁・浴槽などの部材を現場で組み立ててつくる浴室です![]()
ユニットバスは、浴室の床や浴槽、排水まわりが一体的に設計されており、水を適切に受け止めて排水する仕組みになっており、排水は排水トラップなどを通り、排水管へ接続されます![]()
今回のように、古い在来浴室の防水部分が疑われるケースでは、ユニットバスにすることで、浴室の防水・排水構造を新しく整えられるのが大きなメリットです![]()
ただし、ユニットバスだから絶対に水漏れしないというわけではありません![]()
排水管の接続や防水処理、給排水設備の施工が適切に行われていることが大切で、新しい設備に交換するだけでなく、見えなくなる部分までしっかり施工することが重要なんです![]()
リフォームは、見えない部分も大切!
お風呂のリフォームというと、
「浴槽は広いほうがいいかな?」
「どんな色の壁にしよう?」
「お掃除しやすい床がいいな!」
など、完成後のデザインや使い勝手に目が向きますよね![]()
もちろん、それも大切ですが、今回のように、水漏れがきっかけでリフォームする場合は、浴室を解体した後の確認もとても重要になります![]()
古い浴室を解体すると、これまで見えなかった床下や配管、建物の下地などを確認できるようになるので、そこで必要に応じて傷んだ部分を確認し、補修や給排水設備の施工を行ってから、新しいユニットバスを設置します![]()
見た目がきれいになることはもちろんですが、安心してお風呂を使える状態に整えることが今回のリフォームの大切な目的でした![]()
無事に工事完了!安心して使えるお風呂へ
そして今回、無事に浴室リフォームが完了いたしました![]()
長い間、原因の分からない天井からの水漏れに悩まされていたお客様でしたが、調査を重ね、浴室が原因である可能性が高いと判断したうえで、今回のリフォームを決断されました![]()
新しいユニットバスになり、浴室の防水・排水構造も見直すことができ、何より、お客様にも安心していただけたことがうれしいですね![]()
水漏れのようなトラブルは、単に設備が使いにくいというだけでなく、「また水が落ちてくるんじゃないかな……」という毎日の不安にもつながります![]()
そんな不安を減らすためにも、原因をできるだけ丁寧に調べてから、必要な工事を考えることが大切だと感じた現場でした![]()
天井から水漏れしている時は、こんなことを教えてください!
もしお家で同じような症状があったら、次のような情報が原因調査の手がかりになります![]()
① どこから水が落ちている?
天井のシミや水滴が落ちる場所など、全体が分かる写真と近くからの写真があると参考になります![]()
② いつ水が漏れる?
雨の日だけなのか、お風呂を使った後なのか、時間に関係なく漏れているのか、水漏れのタイミングはとても大切です![]()
③ 上の階には何がある?
浴室や洗面所、トイレ、キッチンなど、水を使う設備があるかどうかも確認したいポイントです![]()
④ 以前に補修したことはある?
シリコン補修や配管修理など、過去に行った対策があれば教えていただけると原因を絞り込む参考になることがあります![]()
ただし、水漏れの原因を探すために無理に天井を開けたり、配管を触ったりするのは避けてください![]()
今回のSOSまとめ
今回のテーマは、「1階の天井からポタポタ?!原因は2階のお風呂だった?!」
長い間、原因が分からなかった1階天井からの水漏れですが、調査を進めていくと、2階にある在来浴室の防水部分から水が漏れている可能性が高いことが分かってきました![]()
1階から見えている配管まわりにシリコンで対策しても、症状は改善せず、そこで今回は、思い切って浴室全体をリフォームすることになりました![]()
在来浴室からユニットバスへ変更し、防水・排水構造を新しく整える工事を行いました![]()
今回のお話で伝えたいのは、「水が落ちてくる場所と、実際の原因がある場所は違うことがある」ということです![]()
目に見えている場所だけを補修しても、根本的な原因が別のところにあれば、水漏れが続いてしまう場合がありますが、だからこそ、焦って工事を決めるのではなく、まずは原因をしっかり調べることが大切です![]()
そして、長年使用している設備なら、部分的な補修だけでなく、今後の安心も考えてリフォームを検討するという選択肢もあります![]()
お家からのSOSは、思いがけない場所に原因が隠れていることもあります![]()
「雨漏りだと思っていたけど、原因が分からない」
「天井にシミがある」
「何度補修しても水漏れが止まらない」
そんな時は、やまみ住設へお気軽にご相談ください![]()
おうちのSOS日記では
お家で実際に多いトラブル
よくある故障・トラブルの原因
ご自宅でできる確認や対策
などを、実際の現場のお話も交えながら、やさしく分かりやすくご紹介しております![]()
お家の小さな異変も、安心して暮らすための大切なサインです![]()
不安がありましたら、いつでもお問い合わせくださいね![]()
🏠やまみ住設
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